いきなりですが、負の数(マイナス)と負の数をかけたら正の数(プラス)になるのは知っているでしょう。
でも違和感を感じるというか、直感的には理解出来ないですよね。具体的なイメージが出来ない人の方が多いんじゃないかなぁ。俺はそうだった。

で、16世紀の数学家で、負の数かける負の数は負の数になる、って力説してた人がいたそうです。カルダノという人です。この人は三次方程の解の公式を発明して、「大いなる技法」っていう後の数学界に大きな影響を与える著書を記した人なんですよ。詳しくは知りませんがね。あまり突っ込まないで下さいねw

この人の説明が面白いので書いてみます。大体こんな感じです。


「正の数はこの世の数で、負の数は別世界の数。別世界の数同士をかけあわせてもこの世に戻るはずがない。だから負の数同士の掛け算は答えは負の数になる」


現代では考えにくい思考ですが、そういう時代だったということを感じさせるエピソードです。無神論者が処刑される時代ですからね。

で、なぜこの人が負の数のかけあわせが負の数になると力説したかと言うと、虚数(かけあわせると-1になる平方根)の概念がまだ確立されてなくて、自らの3次方程式の解法が応用されない場合が出来ちゃうからだそうですが、これ以上書いても俺には面白く書けないし理解も深くないのでここまで。

ちなみに負の数という概念自体も案外新しくて、けっこう革命的な出来事だったようです。そりゃそうだよな。数えられないんだもん。

さらに補足として、負×負=正になるのを具体的にイメージするやり方を紹介します。
僕には貯金があります。しかし働いてないので毎月10万円ずつ生活費として貯金が減っていくとします。10ヵ月後には現在の貯金より100万円少ない貯金になっているでしょう。なぜなら、(-10)×10=(-100)だからです。もしかしたら借金状態かもしれません。(借金こそ負の数の具体例です)これは簡単にイメージ出来ますね。
では、5ヶ月前はどうだったでしょうか?今の貯金が100万円だとしたら、150万円の貯金があったと推測されますね。これも直感で分かります。
5ヶ月前の貯金高を求める式は、(万円省きます)
100(今の貯金) + ((-10)(毎月の生活費) × (-5)(5ヶ月))
見やすくすると
100 + ((-10) × (-5))
という式で表せますね。
ここで負×負が登場しました。もし負×負=負なら、5ヶ月前の貯金は100-50で50万円しかなかったことになります。おかしいですね?負×負=正なら、100+50=150、おおバッチリ。
これが負×負=正の分かりやすい例の一つです。ぱくりですがねw

ダメだ、面白くならなかった。
おかしいなぁ。面白いはずなんだけどなぁw

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